こんにちは。

今回は炭水化物ダイエットについてのお話しです。

ケトン体は炭水化物に変わるエネルギー

炭水化物を食べると、ヒトは糖質としてカラダに吸収して血液中の血糖値を上げ、それによってエネルギーを蓄えています。

たとえ食べ物から炭水化物を一切摂らなくても、ヒトには糖新生というシステムが備わっているので、低血糖になる心配はありません。

それでも、「いや、炭水化物を食べないと頭がフラフラしてしょうがない。低血糖だ」と言い張る人がいます。

それは、炭水化物を普段食べているからなのです。

炭水化物を大量に食べてしまうと、血糖値がドーンと上がってインスリンというホルモンが追加分泌され、その勢いで今度は血糖値がドーンと下がっていまいます。

これが低血糖です。

脳のエネルギー源は糖だけではないことが分かってきています。

これまでは脳細胞はブドウ糖しか使えないという常識でしたが、いくつかの医学書にはそうでないこともあり、その常識は覆されつつあります。

脳には、血液脳関門という関所のようなものがあり、異物が侵入できないものになっています。

エネルギー源のうち、ここを通過できるのはブドウ糖だけで、脂肪やタンパク質は分子が大きすぎて通れません。

ここから脳のエネルギー源は、炭水化物だけという誤解が生まれているようです。

ところが、ここ最近の研究で脳の関門はブドウ糖以外にも通過できる物質があることが分かってきました。

それが、「ケトン体」です。

ケトン体とは?

ケトン体は、ケトジェニックダイエットというダイエット方法の元になる栄養素で、人の体にとても有益に働く物質です。

ケトン体は、脳だけでなく体内のあらゆる細胞でエネルギーとして使えることが分かっており、炭水化物に代わるエネルギー源ではないのか?とまで、注目されています。

炭水化物制限でケトン体回路が活性化して痩せる

カラダのエネルギー源となるのは、炭水化物、脂肪、タンパク質の3つです。

いくら野菜や果物からビタミンやミネラルを摂っても、それはエネルギー源にはなりません。

エネルギーをつくる手助けをするだけです。

エネルギーとしてつかつ優先順位は炭水化物、脂肪、タンパク質の順番です。

 

通常、炭水化物を食べているヒトは、食物から摂った炭水化物を分解してエネルギーを得ています。

このエネルギー回路を解糖系と呼びます。

毎食欠かさず炭水化物を食べ、間食でもお菓子などの炭水化物を食べていると、体内にはいつも炭水化物が蓄えられている状態になり、カラダは炭水化物を使い続けます。

ヒトのカラダには、筋肉や肝臓で炭水化物を貯めて使う貯蔵システムがあります。

しかし、貯蔵システムに入りきれないほど炭水化物が余ると、太るのです。

寝ているときなど何も食べない時間が続き、炭水化物が入ってこないときはどうでしょうか?

数時間は肝臓や筋肉に貯蔵されている分を使うことができますが、やがてそれも空っぽになってしまいます。

そんなときのために、ヒトには自力で炭水化物エネルギーを生み出す糖新生というシステムが備わっています。

それは、脂肪から分解されるグリセロール、筋肉を構成しているアミノ酸などを材料に、炭水化物を作り出すのです。

なので、カラダは貯蔵している炭水化物がなくなると、糖エネルギーをメインで使うカラダから、脂肪エネルギーをメインで使うカラダにシフトするのです。

このとき、脂肪の一部は肝臓でケトン体という物質に変わります。

これがケトン体回路です。

体脂肪を分解してケトン体エネルギーを生み出す。

まさに痩せる回路なのです。

ただし、長期間の炭水化物制限は、リバウンドの原因になる可能性もあります。

なので、5~10日程度の炭水化物制限を実施し、また通常の食事に戻すといいでしょう。

月1回ほどカラダのサイクルをリセットするようなイメージです。

いろいろな美味しい炭水化物がありますが、ケトン体をうまく利用していくことでキレイなカラダを維持することができますよ。

みなさんも実践してみてはいかがでしょうか。